ED治療
EDとは「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないために満足な性交が行えない状態」と定義されます。
1998年に日本の30~79歳の男性を対象に行った調査で、ED患者数は実に1,130万人と推定されました。
これは「常に性交できない」完全EDと「ときどき性交できない」中等度EDを合わせた患者数で、「たまに性交できない」軽症EDを加えると,さらに多くの人がEDで悩んでいると考えられます。
次に、同じ調査からEDの有病率を年齢別でみると年齢に比例して患者数が増加しており、40代では5人に1人、50代後半になると2人に1人の割合でEDが認められるとの報告もあります。
2000年に日本全国の30?79歳の既婚男女を対象に行った意識調査では,29.9%,つまり3人に1人の男性がEDを自覚しているにも関わらずEDについて医師に相談したことがある人はわずか4.8%と少数でした。
このように多くの方に発症する可能性のあるEDですが、その原因として、いわゆる
生活習慣病とされる高血圧症、心臓病などの循環器系疾患、糖尿病、高脂血症などの
代謝性疾患なども考えられるためEDを自覚された時は内科での検査も必要で個々の症状に応じた治療を行うことでEDの症状を改善することができることもあります。